山川靖樹による本年度社会保険労務士試験の解答速報&検証会。本年度の傾向と分析ををいち早くおこない、今後のスケジュールにお役立てください。
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検証!2010年度本試験
◆総評
・選択式・択一式とも、前年度より難易度アップ。
・選択式・択一式とも、労働科目より社会保険科目において難易度が高い。
・判例、行政解釈(通達)、より実務的な施行規則の出題が目立った。
●選択式試験
・労基:判例からの出題であるが、文脈から予想できる範囲のものもあったか。
・安衛:本則条文からの出題であり、比較的容易な穴埋め。
<ピンク043的中>
(判例が出題された時は、救済がかかることがよくあるが、安衛法2点のデキ次第か)
・労災:目的条文と派遣労働者の適用関係は、択一の知識で解ける容易な穴埋め。
<ピンク056一部的中>
・雇用:目的条文と受給期間に関する原則的なルールであり、択一の知識で解ける容易な穴埋め。
<ピンク090一部的中>
・労一:読み慣れない「基本方針(告示)」からの出題ではあるが、A(高齢化)とC(雇用環境)は得点したい。
・社一:適格年金の廃止(平成24年3月31日)を前に出してきたのか。D(1カ月以上3年)、E(50万円)の数字は記憶になければ当てものであるが、A(60歳未満)とC(脱退一時金)は、択一の知識で解ける容易な穴埋め。
<ピンク258一部的中>
・健保:任意継続被保険者の保険料前納制度(A~C)は、択一の知識で解ける穴埋め。
・厚年:A(30,000)とB(14,400)は、落ち着いて考えれば基本的な知識で解ける。D(昭和36年4月2日以後)とE(65歳に達した)も、択一の知識で解ける穴埋め。
・国年:救済必至!D(物価下落率)がとれるかどうか(数字は記憶になければ当てもの)。答練や改正法でもっと強調していれば…
<解答速報・選択式>
| 労基 安衛 |
A | 9 | 試用期間 |
| B | 7 | 事前の調整 | |
| C | 5 | 公序に反するもの | |
| D | 15 | 突起物 | |
| E | 14 | 展示 |
| 労災 | A | 5 | 社会復帰 |
| B | 1 | 安全及び衛生 | |
| C | 16 | 派遣元事業主 | |
| D | 14 | 派遣先事業主 | |
| E | 4 | 業務遂行性 |
| 雇用 | A | 12 | 雇用の継続 |
| B | 18 | 生活及び雇用の安定 | |
| C | 1 | 1年 | |
| D | 14 | 失業している日 | |
| E | 7 | 4年 |
| 労一 | A | 9 | 高齢化 |
| B | 19 | 母性 | |
| C | 11 | 雇用環境 | |
| D | 12 | 雇用管理 | |
| E | 4 | 間接差別 |
| 社一 | A | 12 | 60歳未満 |
| B | 16 | 個人型記録関連運営管理機関 | |
| C | 2 | 脱退一時金 | |
| D | 18 | 1か月以上3年 | |
| E | 6 | 50万円 |
| 健保 | A | 3 | 各月の初日 |
| B | 19 | 初月の前月末日 | |
| C | 10 | 年4分の利率 | |
| D | 14 | 5月 | |
| E | 8 | 直接全国健康保険協会 |
| 厚年 | A | 4 | 30,000 |
| B | 17 | 14,400 | |
| C | 9 | 速やかに、支給停止事由該当届を日本年金機構に | |
| D | 20 | 昭和36年4月2日以後 | |
| E | 7 | 65歳に達した |
| 国年 | A | 15 | 1.7 |
| B | 1 | 17 | |
| C | 18 | 0.3 | |
| D | 8 | 物価下落率 | |
| E | 12 | 2.2 |
●択一式試験
・労基:判例と通達が目立つが、論点となっている内容は一般的なものが多く、正誤判断としては並レベル。改正法は、1肢のみ。
・安衛:3問とも基本的な知識で解ける。問8と問10で2点か。
・労災:問3、問6と奇問はあったが、問4、問5のサービス問題もあり、全体としては並レベル。改正法は、出題されていない。
・雇用:労働関係法の中では最も難しく感じるが、論点となっている内容は基本事項が多く、落ち着いて処理できたかどうか。改正法は、問1の一部において出題されただけ。
・徴収:(労災側)例年よりしっかりした設問が並んだが、基本事項が多い。
(雇用側)ほぼ例年並みで、論点となっているところが基本レベルのものばかり。
・労一:労働経済から4問、法令科目は「労働契約法」のみと偏った出題。
・社一:ここ数年に比べ難易度アップ。正確な知識がないと解ききれない。
・健保:全体に難易度の高い問題。記述内容を素早く読み取り処理できたか。複数項目を列記して判断させる設問が多かった。
・厚年:標準レベル。例年、おおむねこのレベルで出題されるが、これ以上に難問や難解な制度を把握する必要はない。
・国年:例年よりもやや難しい印象。ただし、出題内容は、普段の学習内容が的確に生かせればある程度の得点が期待できる。不適当な選択肢があり余計に時間を要した。問10は出題ミス。
<解答速報・択一式>
| 問題番号 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 労基・安衛 | C | D | C | E | A | E | D | B | E | D |
| 労災・徴収 | E | B | D | B | C | A | C | C | E | B |
| 雇用・徴収 | A | D | C | B | C | A | E | B | D | E |
| 一般常識 | B | E | D | A | C | D | E? | E | B | B |
| 健康保険 | A | 解なし | D | D | C | D | E | A | E | B |
| 厚生年金保険 | A | A | E | C | B | B | E | C | A | B |
| 国民年金 | E | C | E | B | D | C | C | C | E | 解なし |